2025/07/07

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政治

院内感染防止対策、病院の見舞いは2人、付き添い1人まで

2020/02/27
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)は26日、新型コロナウイルス対策として医療機関に出入りする人を3種類に分類し、それぞれ管理規制することを決めた。写真左は内政部の陳宗彦政務次長(=副大臣)、右は衛生福利部医事司の石崇良司長。(中央社)
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)は26日、新型コロナウイルス対策として医療機関に出入りする人を3種類に分類し、それぞれ管理規制することを決めた。具体的には、(1)患者の出入口を分ける、(2)来院者を登録制として人数制限を設ける、(3)医療機関に出入りする外部の非医療従事者に管理規制の順守を求める―など。
 
中央感染症指揮センターは26日午後に開いた記者会見で、台湾各地の医療機関の代表、院長、感染症対策の専門家などが参加する会議を開き、新型コロナウイルスによる院内感染を防ぐため、事前の対策を講じることを決めたと発表した。
 
医療機関はまず、医療機関に出入りする人を「患者」、「来院者」、「医療機関で働く外部の非医療従事者」の3種類に分類する。
 
そのうち「患者」については、急患、入院患者、外来患者の動線を分け、それぞれに出入口を指定する。
 
「来院者」に関しては、医療機関が定める時間帯のみ出入りを認める。また、入院患者1人につき、特定の時間帯に面会できる見舞客は2人まで、長時間の付き添いは1人までとする。また、すべての来院者を登録制とし、院内感染を防ぐ。
 
「医療機関に出入りする外部の非医療従事者」についてはガイドラインを別途発表する。医療機関の委託を受けて出入りする外部の廃棄物清掃員、警備員、ドライバー、介護士、遺体安置室の作業員など、医療機関内で働くあらゆる非医療従事者は、関連の管理規制を強化する。また、医療機関内で行われるあらゆる感染拡大予防策を一致して順守する。さらに、専用の出入口を設けて動線を分け、渡航歴の調査、体温測定、行動の追跡などに応じ、作業時には必ずマスクを着用する。
 
このほか医療機関は、非医療従事者に対しても防護服の着脱や手指衛生など、感染症予防に関する教育・訓練を行う。また、新たな情報があれば、非医療従事者についても医療従事者と同様にみなして伝達する。
 
 

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